ガンジャって本当はどんなもの?
レゲエ好きなら一度は聞いたことがあるであろう「ガンジャ」や「カンナビス(大麻の英語表記)」という単語。
その正体は、「大麻」「マリファナ」と呼ばれるいわゆる吸引系の「違法薬物」に日本では分類されています。
先日も、元オリンピック日本代表「国母和宏容疑者」や大物女優「沢尻エリカ容疑者」の逮捕を受けて大きく取り上げられていましたね。
さらに、最近ではあのジャスティンビーバーも薬物中毒だったことを公にしています。
詳しくは下記リンク先の記事へ
「大麻」は現在の日本では非合法とされ、特別な許可なく所持しているだけで逮捕、処罰の対象となります。
所が、世界の国によっては特に規制がかけられることもなく流通している場所があるのも事実だとご存じでしょうか?
そこで、もっとも有名なのはカナダで、全土に至って解禁となっています。
では、なぜ日本ではだめなのか?本当の所「ガンジャ(大麻)」ってどんなものなのか?
ということで、本日はそんなガンジャこと「大麻」についての個人的な調査と見解をまとめてみたいと思います。(※この記事は2015年に公開されたものを元に、チョイチョイ修正されています。)
以下ガンジャのことを「大麻」と表記します。
そもそも大麻の原材料とその用途
原材料
大麻の原材料は「麻」または「大麻草」と呼ばれる植物である。
日本でも戦前はお米と同様に栽培されていたポピュラーな農作物で
現在でもその茎から採れた繊維は「HEMP(ヘンプ)素材」と呼ばれる布製品になり流通している。
当時日本で栽培されていた「大麻」は大豆に匹敵するほどの栄養価をもち、実は食用や油を取る原料として利用価値が高かったといわれる。
現在の日本でも大麻草の種を食用として摂取するのは違法ではない。
しかし、国内で許可なく育てることができないため種を手に入れることは困難のようだ。
用途
大麻の用途には大きく分けて医療目的と嗜好目的に解れる。
大麻を使用するとどうなるのか
吸引効果は
テンションが高くなり、笑いが止まらなくなる。異常な食欲増進など。
または、睡魔や夢を見てるようなボーとした感じになるなど人により違うようです。
医療で使われる目的としては痛みの緩和や食欲増進、精神的な不安やショックを和らげるなどの効果を期待した目的に処方されるようです。
副作用は
タバコほどの依存成分はなく、覚せい剤のように大麻の吸い過ぎで命を落とすようなことはないようです。
しかし、タバコ同様煙には発癌性物質も含まれており、常習することで呼吸器官に異常をきたす恐れもあります。
海外ではそんな副作用を回避するべく吸引用の「ヴェポライザー」も人気です。
※ヴィポライザーは大麻吸引用のパイプなわけではなく、新しい香りを楽しむアイテムとして人気の水蒸気パイポです。
世界の情勢
下記地図をご覧ください。
下記は2015年調べ
世界の3分の1ほどの国が完全に違法であり、2分の1ほどの国が合法または非犯罪化(対して重視していない)状況でした。
下記は2020年調べ
世界の3分の2ほどの国が完全に違法であり、3分の1ほどの国が合法または非犯罪化(対して重視していない)になっています。
この状況を見る限りでは、世界的に違法の国が増えてきているのが現状でしょうか?
青→合法、オレンジ→違法だが非犯罪化、ピンク→違法だが多くの場合強制されない、赤→違法。
日本で大麻が非合法な理由
終戦の年「ポツダム宣言」により「麻薬原材料植物の栽培、製造、輸入輸出の禁止」が制定されその中に「大麻」が含まれていたとのこと。
その後制定される「大麻取締法」は、当時アメリカを主体としたGHQの強い押しつけのような法律だったらしいです。
そんなアメリカでも現在「医療大麻」を合法化する流れがるというから驚きです。
結局、日本で禁止になった理由は海外からの圧力が強かった。ってことでしょうか?
ガンジャとレゲエのつながり
レゲエ界において大麻は「ガンジャ」としてあがめられているように見えますが、
レゲエ界に限らず、世界中の多くのアーティスト、スポーツ選手等が愛好していると言われています。
あのLady Gaga(レディーガガ)に至っては2012年のアムステルダムのライブ中にステージ上で大麻を喫煙したことは有名です。
ではなぜよりレゲエとガンジャのイメージが強いのか?
レゲエ発祥の地ジャマイカのラスタファリアンと呼ばれる人々は古くからガンジャを「神聖な物」として崇めてきました。
真相は解りませんが、その敬意または経緯からガンジャがレゲエのシンボル的マークである存在が大きいと感じます。
ジャマイカでも以前は非合法だったガンジャ(大麻)ですが、2014年のボブマーリーの誕生日に大麻所持が非犯罪化とみなされるようになりました。
と、2015年調べではありましたが、現在やはり違法のようです(笑)
ガンジャに対する個人的見解
調べていくうちに、どうやらガンジャよりタバコの方がずっと体に害を及ぼす存在のようで、
結局のところ、日本で大麻がダメとされているのは、その成分による害ではなく、
日本という国の法律により違法とされているのではないかという見解にいたりました。
と、2015年当時の僕は考えましたが、数年たった今現在の個人的観点として「体に害を及ぼす」影響というよりも「犯罪につながる影響を及ぼす」ものとして
世界での違法が広まり、その流れで日本も違法を貫いている。
そのため、「大麻=危険な物」のイメージが強くなり、マスコミのイメージから覚せい剤や違法ドラックと同じ物という一般的なレッテルが張られてしまったのではないか。
事実、覚せい剤だと思っている友人が僕の周りにも数多くいます。
訂正:ガンジャが元で病気に苦しんでいる人が急増しているようです。詳しくは「お風呂から出れない病気「カンナビス・バミティン・シンドローム」っていったい!? 」をご覧ください。
一般的にそんなに深く突き詰める必要はないのかもしれませんが、レゲエ好きである以上、
ガンジャにはメリット、デメリット両方が存在するという知識だけでも知っていて損はないかと思います。
出典:
追記
最後に、今まで見たことなかったのですが厚生労働省のサイトに大麻取締法の全文(?)が掲載されていたので覗いてみました。
出典:
大麻取締法(法律第百二十四号)
気になるのはその第一条。
- 第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。
ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く
世界には大麻を使った食べ物が多く存在するようで、(チョコとか、クッキーとか、マフィンとか、ブラウニーとか・・・・)
なんか、おいしそうでしょ?
日本の法律に触れない「茎」や「種」でできているものであるなら
1度くらい食べてみたいような気もする。
・・・・・。
ような僕なのでした・・・・・。
ってことで、
「大麻、ダメ、絶対」